雑踏に迷う

明治から昭和初めの文を読んでいて時に役立つのがこの辞典。造りは軽薄だが中は凝っていて言葉の森、いや今は亡き見知らぬ都市の雑踏だ。
およそ実用書とは真反対だがルビがなくて読めないときや思い出せないときに役立つ。もっとも漢字から逆引き出来るような索引がないので見当をつけて時にあちこち探すのだがその迷い路が遊字の愉しみとなる。f:id:force44word:20191226220611j:image
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