2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
一 白鳥も居ない、華やかな埠頭もない、 なにやら荒れた寂しさが 眼に 落莫を映してゐる、 その視線を 私は、ここに、 落日の黄金の色で 空一面 七色に塗りたてられた 手もとどかないほど高い 自惚の天心から 移して來たが、 今 忽ち、惱ましげにも、眞白な …
相変わらず「偽装」で騒がしい世の中だが、本当は「偽り」そのものが問題ではなくて、「偽りだ。」と告発する側の座標軸そのものがずれていることが問題なのだ。が、まあいいだろう。 小学生のとき、たまたまテレビのスイッチをいれたら「羅生門」を放映して…
10月に「後期韻文詩」というタイトルで引用した粟津則雄訳のランボオの詩は「地獄の季節」でわずかにかたちを変える。その詩を小林秀雄がみずからの訳で「ランボオ」という文の終りに載せていたのをすっかり忘れていた。それはそうだろう。「ランボオ」とい…
「どうもわたしにはよくわからん」 「どうぞそんなことにはお構いなく!」とほうもない裸体がいった、「首領の霊息とモンスズメ蜂とを秤にかけてみましょう」 「おまえの分銅と目もりはなにかね?」 なおも自分をジャック・ド・モレーだと思っている霊息がた…
「サイエンス・マスターズ 全22巻」など、自然科学に限らず、様ざまな分野の書籍を真面目にだしていた草思社が民事再生申し立てをしたようだ。(わたしの好みではないが「声に出して読みたい日本語」や「間違いだらけのクルマ選び」などのベストセラーのこの…
ストラングラーズの「BLACK AND WHITE」とキース・ジャレットトリオの「STANDARDS LIVE」(星影のステラ)を購入。オークションでの中古ではなくめずらしく実店舗で探して買いました。買ったのはこの2枚のみ。クラシックのCDが1枚もないのはわたしとして…
あれがまた見つかった! 何が?永遠が。 それは交わらされた海、 太陽に。 ぼくの永遠の魂よ、 おまえの誓いを守ってくれ、 夜が孤独だろうと、 昼が火と燃えようと。 そこで、おまえは解放される、 人間たちの投票から、 多数の共同の情熱から! おまえはと…