たいふう

たいふうがくると
しょっちゅうていでんになった
いまかいまかとまちつづけていても
それでもやっぱり
それまでさわいでいたてれびや
やみよからぽっかりうかんでいたへやが
きゅうにくらくなったりすると
やっぱりあわててしまって
だけどもなんだかきゅうにがっこうがおやすみになったような
とくをしたきぶんになる
ついでにあしたもかぜがふきあれて
おやすみにならないかなあと
ろうそくにあかりにゆらゆらゆれるかおをみあわせながら
あにとふたりでおもったりしたものだ