砌の上の

季節柄

 

又家持、砌の上のなでしこの花を見て作る歌一首

 

秋さらば見つつ思へと妹が植ゑし屋前のなでしこ咲きにけるかも

 

万葉集』巻三・挽歌(岩波文庫)より