やくもたつ

いろいろといいたいことはあるけれど
まざりあってもにごるだけ
それよりなんでもないような
はなすまでもないような
ことでもひとつふたつなり
につめることもないままに
はしりがきしてはしりさる
ふりしたふりしてふりかえり
しゅーまんあたりのふれーずを
ひとふしるるるとふいたりし
さりとてゆううついさかいひんこんが
うんさんむしょーといくわけもなく
それはそれでむきあいつつも
やっぱりそらにみみすまし
やっぱりみずにかげうかべ
おとのたゆたうそのさまを
ながめくらすもよしとして
ひびいそがしくせわしなく
はんぷくよことびたてにとび
こうしてわたしのありようは
やくもたつそらにとぶ
とりかかみくずちりほこり
かぜがふいてははしりさる