あなたへと至る ⅲ

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崩落した崖のしたに転がる石の尖り、石英の光だ。そして、それは血と知の匂いを放って脳を刺激する腐敗寸前の百合だ。その、一歩手前に居つづける緊張感とアンダーグラウンドなゆらぎ。闇のなかでそれは唸っている。しなやかな肢体、野太い声、長い髪。誰とでも寝るかもしれない女、誰とも寝ない女。


ルー・リードジョン・ケイルパティ・スミスデヴィッド・バーンの4人がNYのどこかのロフト風の所でリハーサルをしているのだった(1976年頃の風景だという)。」と、HMVTALKING HEADSの紹介文にもあるように、俗に「NYパンク」と言われてもいる彼らの過激で批評的なセンスが好きだ。
彼らは一応、ロンドン・パンクの雄、セックス・ピストルズの影響を受けているということなのだが、それは通りのいい通説にすぎないような気がしなくもないが、まあこまかいことはこの際パスしよう。
Patti Smithの復帰作「DREAM OF LIFE」以降の力強い母パティもいいけれど、わたしが好きなのは「Radio Ethiopia 」(1976)。 1'th「Horses」(1975)も捨てがたい。