すべての〈知〉は、絶対という観点から見れば方法論である。だから、明確に方
法的なものに対するもの怖じは無用である。方法的なものは器であって、唯一者の
外側にあるすべて、それ以上のなにものでもない。


F・カフカ「ノートG」(『夢・アフォリズム・詩』平凡社ライブラリー)より