2020-01-01から1年間の記事一覧

航海はじまる

いよいよ航海はじまる 座礁しなければいいのだが

迷宮からの帰還

「白鯨」はてっきり全2巻だと思っていたが、新訳の岩波文庫版は活字が大きくなったためか、全3巻になっていた。それで慌てて中巻を注文したけれどまぁ上巻を読んでいるうちに届くだろう。この奇怪極まりない書物は迷路と言う他なく、ちゃんと体験出来たかど…

予熱

毒を食わば皿まで、という訳でもないがバベルの図書館の書棚からもう一冊。岩波の短篇集と同じ訳者で、三つ重なる作品があるがどちらも好きな本だ。新訳の『白鯨』が届くまでの繋ぎ、と言うよりもオーブンの予熱のようなものだ。

読むということ

評論とか批評とか呼ばれたりもする書物を一行や数分で語ってみせることはたやすいことだし、その要約を読んだり聴いたりしてそれを自分の糧にすることも可能だ。一冊すべて一語一句すべてを読まずともエッセンスを得ることが可能なのだ。早い話、読まずとも…

メシと珈琲と煙草

森敦の「酩酊船」を枕もとで読んでいる。これなどは寝煙草のようなものだ。火事にはならないが夢の中で煙に巻かれそうだ。もっとも今更その煙で迷いはしないけれど、船自体はボロボロだ。食事というものが、一杯の珈琲、お茶、あるいは一服の煙草によっては…

光合成

ミュージシャン応援で新譜購入タイトル買い新譜買ったの何年ぶり?スガちゃん、ぜんぜん困ってないかもしれないけれど、彼から回っていくこと期待して次買う新譜はもちろん電気グルーヴ

石ころ

コロナウイルスのことに本当は興味も関心もない。恐れも不安もまるで他人の気持ちを見るような間接的なものだ。死と苦痛と苦境と悲しみだけが石ころのように目の前に転がってくる。あとのことは全て解釈でしかない。「科学」や「数字」を用いれば客観的に把…

初燕

4月17日、今年初めて燕をみる 久しぶりに気持ちのひろがる思いがした。 燕の吹きかへさるゝ嵐かな 正岡子規

予想屋と山師

シミュレ(simuler)とは、ありもしないことをまるであるかのように見せかけることであり、それゆえに「シミュレーション」という行為にはいつも胡散臭さがつきまとう。花は今咲こうとしているのだ。種子は完結のときにしか手に出来ない。だから、今、まさに…

ペスト&コレラ

「ペスト」60ページほど読み返している。翻訳でもカミュの文体の質を伝えようとしているようだけれど、その印象は、ガラスでも金属でも氷でもなく大理石と言いたいところだけれどどうもそれともちがう。部屋の中にあるものを見渡して「圧の高い厚紙」の感じ…

言葉の力

東京書籍新しい国語 六 言葉の力 その中で言葉の様式(かたち、フォルム)の持つ力に言及していないのが気にはなるけれど、「季節の足音」のようなページもある。言葉の力を盛る「器」のようなフォルムもまた力のひとつだと思う。それが非実用的な虚学であると…

フェイク&ファクト

凡庸なりに考えたこと。 オーバーシュートになっている国や都市の現状と比較してどの要素が同じでどの要素が異なるか、多角的な観点で考えた総合的な判断で医師会もクラスター対策班も山中教授も提言しているはずで、その一方でどうも恣意的に事実や数字を引…

Lost

ビートルズファンにとってある意味特別なバンド「ザ・ドリフターズ」 66年の来日公演でチョイ前座を務めたグループであることを知ったのはだいぶ後のことだけれど、もちろんそのとき志村けんはいない。荒井注がいた。小さな声で言うが、志村けんが加入してか…

コロナと共に

コレもまたばら撒きたいのか 乗り気でない日立は置いといてまずは死に体の東芝をエサで釣って仲間に引き入れようとしている東京電力と経産省という構図だが、東芝首脳陣も「苦しいから仕方ないし、これまでのつながりがあって断れないし、」という顔して、本…

社会性ということ

爆発的に感染が広がって来なかった理由として、日本人の国民性のプラス面と、文化や慣習が(たまたま)拡大防止にプラスに作用しているという、その2点を挙げている例をちらほら見かける。それはその通りだと思う。一方で、日本人の、日本の閉鎖性やムラ意識が…

漬け物石に

照射ライトの球が切れていたので、修理価格を調べてびっくり!そこで、その電球の規格をネットで調べて購入し、町の電気屋さんに持ち込んで電球を交換してもらった。自由研究で活躍するか、漬け物石に変身するか、楽しみだ^_^

新鮮な視線

春休みに入った息子が堀辰雄を読んでいる。コロナウィルスの影響から学校の図書館で読書感想文の作品「家なき子」を借りることが出来ず、今日、妻と大田市と多伎町の図書館に行き、おそらく宮崎駿の作品名から手にとったのだろう、「家なき子」とともに「風…

割れた仮面?

3/24 午後8時現在の国内のコロナウィルスによる感染者の致死率は42÷1199で3.5%。これは3/11時点のイラン国内の致死率3.31を上回る数字であって、決して手本になる数字ではない。そう言うと、日本は検査数が少なくて隠れ感染者数が実際には多いので、それを…

語り口の毒性

日本を含めおよそ全世界の国が国難の最中にある、そんなときになんだけれど、連夜眠りにつく前に息子と二人で或る昆虫学者のラジオ番組を聴いている。スマホアプリ「NHKラジオ」の「聴き逃し」で息子が見つけた番組なのだが、文語調の書き言葉的語り口が日に…

備あれば

宿題で調べていた。テキトーに書いてるが・・・拾水? いざとなればそれもありまだ揃えてないものがあって放っていたのでちょうどよかった。必要なものだけを自分で揃えるのは結構面倒だけど^_^ ちなみに東日本大震災の後に用意し始めたのでヨウ化カリウム錠…

三島由紀夫の季節

高二だったのではないか、理由は忘れたけれど三島由紀夫にハマっていた。陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地にて自決(割腹)したのが1975年11月25日だから、それが遅くれてのきっかけだったのかもしれない。(1970年の誤りでした。そのときは小学4年生だから三島事件がき…

万延元年の花の生涯

「黒船から後のことを知らなすぎる。」と言って日本の歴史を読み返して、安政の五カ国条約の話になり、井伊直弼の話になった時「井伊直弼がいなかったら日本は清と同じになってたかもしれないから、味方はいなかったけど自分は井伊直弼のこと嫌いじゃない」…

Tomorrow Never Knows

ADT(ArtificialまたはAutomatic Double Tracking) やらテープループなどのSE (サウンドエフェクト)が創造する未知の領域 Tomorrow Never Knows けれどスタジオで制作された全人工的な曲ではなく、プレイヤーの技と鼓動が一本の芯になって曲を貫くリンゴの…

Tomorrow Never Knows

禁断症状が出ていたのでもうやってます メンテナンスチェックまずはPHONO から ステレオはアビー・ロードモノラルはリボルバー、ラバー・ソール、ホワイトアルバム 四天王 CD はたまにはコレもいいかと 最初に聴いたのはTomorrow Never Knows 13日の金曜日が…

AU-D907X Decade メンテナンス完了

総重量26kg中10.7kgもあるEIトランス。コイツが芯のある低音を絞り出す。反エコロジーも甚だしいが。週末にチェック予定。

単眼思考?

3/5時点で 優位的地位の濫用を問題にしているんだけど・・・ 「楽天市場の価値が上がる」「評判が悪くなる」って!? 「送料込」に名を変えたり、こういう御膳立てをしても、戦略的に誤っているのだからAmazon には対抗できないし、そもそも「消費者の利便性…

ひどい話さ

肉離れの次は風邪?37-37.5度前後の熱があって家でも会社でも肩身が狭い? A-2. MISERY The world is treating me bad, misery 世間は僕(感染者)につらく当たるーひどい話さ B-6. THERE’S A PLACE There is a place where I can go いつも行く場所がある 対…

大衆食堂

読書家? 博学? な訳ない。 本物はこんなものではないことくらいは知っているつもりだ 毎日ラーメンしか食べない者はいないし鮨ばかりの者もいないのと同じこと。 いろんな味、いろんな食感、美味い不味い、食える食えない、固い柔らかい、などなど それが…

十字架!

自分たちしか見えていない言葉を語る者が安易に哲学なんて言うな!と思う。

聴いてきた音

いろいろな気分を晴らそうといろいろな音楽を聴くが、パンクでスカッとしないのはもう若くないからか?ストラングラーズ、トーキング・ヘッズ、今も大好きだし、高校のときは受験勉強の友だったのだが・・・結局どんな気持ちにも馴染んでくれるのは一番聴い…